- 2024-5-27
- 技術ニュース, 機械系, 海外ニュース
- DARPA(アメリカ国防高等研究計画局), RACER E4, RACERプログラム, RACER(Robotic Autonomy in Complex Environments with Resiliency), RFV(RACER Fleet Vehicle), RHP(RACER Heavy Platform), ロボット車両, 装軌車両, 装輪車両
アメリカ国防高等研究計画局(DARPA)は2024年4月23日、険しいオフロード環境でも自律走行できるロボット車両を開発する「RACER(Robotic Autonomy in Complex Environments with Resiliency)」プログラムにおいて、大型戦車「RHP(RACER Heavy Platform)」の自律走行テストに成功したと発表した。
RHPは重量12トン、全長20フィート(約6.1m)の装軌車両で、既に運用されている重量2トン、長さ11フィート(約3.4m)の装輪車両「RFV(RACER Fleet Vehicle)」よりも大型の戦闘車両だ。
RHP初となるテストは、2023年後半にテキサス州の軍事訓練場にて実施されたRACERプログラム4回目の実験「RACER E4」のなかでなされた。RHPは、非常に多様な地上植生、樹木、茂み、岩、斜面、障害のある溝、小川の横断などを含む39平方kmの地形エリア内を、自律ルート追従モードで48km以上の走行に成功している。
RACERプログラムは、ロボットを継続的に改善し続けるために半年ごとのペースでテストを実施しており、2024年も2回の実験を予定している。
関連情報
RACER Speeds Into a Second Phase With Robotic Fleet Expansion and Another Experiment Success