- 2023-10-1
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- 1.5度シナリオ, Rocky Mountain Institute(RMI), Systems Change Lab, 再生可能エネルギー, 化石燃料, 国連気候変動枠組条約締約国会議(COP28), 国際エネルギー機関(IEA), 太陽光・風力発電, 発電量
米非営利団体Rocky Mountain Institute(RMI)の最新の分析結果によると、2030年までに太陽光と風力による発電量が、世界の総発電量の3分の1を超えるという。
RMIによると、2022年の段階では太陽光・風力発電は全体の12%にすぎないが、2030年までには発電量が12,000~14,000TWhに到達し、22年比で3~4倍に相当する見通しだ。これは2030年までに再生可能エネルギー容量を3倍にするよう求める、国連気候変動枠組条約締約国会議(COP28)の要求をクリアしている。
別の機関、Systems Change Labが実施した調査は、太陽光・風力発電の急速な成長を予測するRMIのレポートを補完している。
Systems Change Labによると、ウルグアイやデンマークを含めた8カ国は、国際エネルギー機関(IEA)の1.5度シナリオ[1]を実現するのに必要なペースを上回るスピードで太陽光・風力発電を拡大しているという。
[1]産業革命時と比べて気温上昇を1.5度に抑制するシナリオ