- 2024-7-2
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- Byron Boots, DARPA RACER, OverDrive, Overland AI, オフロード, シードラウンド, パフォーマー, ロボット工学, 国防イノベーションユニット(DIU), 自律型陸上モビリティ, 自律走行ソフトウェアシステム
オフロード向けの自律型陸上モビリティを開発する米Overland AIは、2024年5月20日、シードラウンドで1000万ドル(約16億円)を調達したと発表した。同社はこの資金により人員を増強し、自律走行ソフトウェアシステム「OverDrive」の開発を加速する。
OverDriveは車両に依存しないソリューションで、オフロードの地形を最大時速72kmで自律走行させる能力がある。防衛分野では高度なロボット工学の導入ペースが加速しており、自律的なオフロード機能に対する需要が高まっている。
アメリカ陸軍と国防イノベーションユニット(DIU)は、紛争地域の複雑な地形を走破する自律走行車に対してOverDriveの適用を計画し、試作機の製作を目的として、最大1860万ドル(約30億円)の契約を締結した。
また、同社は最近、「DARPA RACER」プログラムのフェーズIIへの参加団体となる「パフォーマー」に選定された。デモでは、今後登場するロボット、有人戦闘車両と同程度の大型無限軌道プラットフォーム、軽量の車両に統合されたOverDriveの機能が披露された。
Overland AIのCEOであるByron Boots氏は、今回の資金調達によって開発を加速する方針を表明し、あらゆる紛争地域に対応できる自律走行車用ソフトウェアを開発できるようになると述べた。
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