可搬型マイクロ炉プロジェクト「ペレ計画」に着工 アメリカ国防総省

アメリカのエネルギー省は2024年9月24日、国防総省がアイダホ国立研究所で可搬型マイクロ炉プロジェクト「ペレ計画(Project Pele)」に着工したと発表した。

同プロジェクトは国防総省の戦略的能力室が主導し、米BWX Technologiesが原子炉を製造する。原子炉施設のプロトタイプは、20フィート(約6m)コンテナで輸送してテストされる。原子炉モジュールは2026年中にトラックで輸送して複合施設に設置し、安全性の検討や初期計画、テストを実施する予定だ。

原子炉は、1~5メガワットの電力を生産する同研究所のマイクログリッドに接続され、最低3年間の稼働を見込んでいる。軍事基地で増大するエネルギー需要を満たすため、クリーンで信頼性の高い、輸送可能な原子力の利用を実証する。

なお、同プロジェクトは政府全体の取り組みであり、エネルギー省、原子力規制委員会、陸軍工兵隊、NASA、国家核安全保障局が重要な専門知識を提供している。

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Department of Defense Breaks Ground on Project Pele Microreactor | Department of Energy

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