- 2024-12-26
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- IoT専用コンステレーション, Kinéis, Rocket Lab, ネットワーク, ロケット打ち上げ, 低ビットレート, 最短ターンアラウンド, 衛星, 超低電力
米Rocket Labは2024年11月25日、同社のロケット打ち上げの成功を発表した。ニュージーランドにある同社の第1発射場から、現地時間の2024年11月25日午後4時55分に発射し、5基の衛星を高度643kmの低軌道に投入した。
今回の打ち上げは、同社がバージニア州の第2発射場からの打ち上げを成功させてから、わずか21時間55分後に実施された。これにより同社は、次の打ち上げまでの最短ターンアラウンドの新記録を樹立した。
今回の5基の衛星は、IoTコンステレーション事業者である、仏Kinéis向けのものだ。Rocket Labにとっては2024年以来、14回目、通算56回目の打ち上げとなり、同社が打ち上げた衛星の総数は203基に達した。
Kinéis向けの衛星打ち上げは、全5回の予定のなかで、今回が3回目となる。Kinéisは、世界中のどこでもほぼリアルタイムでデータを送信できる、IoT専用コンステレーションの展開を進めている。
この技術は、世界中のあらゆる場所でネットワークに接続されたオブジェクトの位置を特定し、データを低ビットレートかつ超低電力で伝送する。その応用として、森林火災の発見、水資源管理、インフラやエネルギー網の監視、輸送や物流の追跡などを支援する。
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