ヒューマノイドロボットが描いた肖像画がオークションに出品される――落札予想価格は1800万円以上

ヒューマノイドロボットアーティスト「Ai-Da」の作品が2024年10月31日、米Sotheby’sのオンラインオークションに出品される。出品される作品「AI God」は、コンピューター科学の父として知られるAlan Turingの肖像画で、Sotheby’sによると、落札価格は12~18万ドル(約1800~2800万円)と予想されている。

Ai-Daは、目に搭載されたカメラとAIアルゴリズム、ロボットアームを使って絵を描くヒューマノイドロボットだ。Donna Harawayの「サイボーグ宣言」からインスピレーションを受けて製造され、人間と機械を融合して協力し続ける未来に目を向けさせる存在だという。2019年にイギリスでギャラリーのディレクターなどを務めるAidan Meller氏によって考案され、同国に拠点を置くヒューマノイドメーカーのEngineered Artsによって製造された。

Ai-Daの作品は、これまでオックスフォード大学での初個展を皮切りに世界中の展覧会に出展され、国連の「AI for Good Global Summit」など権威ある会場で紹介されている。

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