周辺の音を擬音語や擬声語で、スマートグラスに文字表示させる機能を追加 DNP

大日本印刷(DNP)は2024年12月9日、周囲の物音や動物の鳴き声などの環境音を、擬音語や擬声語としてスマートグラスに表示させる機能を実装したと発表した。

同社は2024年1月にアイシンと協力して、観光施設などの解説音声を字幕にしてスマートグラスに表示させるシステムを開発した。今回はこれに、周辺の物音や動物の鳴き声などを模倣した擬音語や擬声語を表示させる機能を追加した。

同機能はアイシンの音声認識システム「YYSystem」に追加された、周囲の音を擬音語や擬声語に変換する機能を活用している。救急車のサイレンや横断歩道の案内音、水の流れや落ち葉などの自然の音、動物の鳴き声など10種類の擬音語や擬声語を表示できる。

同社は同機能により、特に聴覚に障がいのある人や音が聞こえにくい状況での日常生活での不便さの解消などにつなげていくという。

なお、同システムは「DNP感情表現フォントシステム」を活用し、テキスト内の感情やイメージに合うフォントを自動的選択して文字表示する機能も持つ。

関連情報

周囲の音を視覚化してスマートグラスに表示する機能を実装 | ニュース | DNP 大日本印刷

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