Wi-Fi 6、Bluetooth Low Energyに対応した、IoTデバイス向け通信モジュールを開発――マイクロコントローラー搭載 村田製作所

村田製作所は2024年12月10日、マイクロコントローラー搭載の通信モジュール「Type 2FR」および「Type 2FP」を開発したと発表した。Type 2FRがWi-Fi 6、Bluetooth Low Energy、Threadに、Type 2FPがWi-Fi 6およびBluetooth Low Energyにそれぞれ対応している。

両製品は、IoT(モノのインターネット)デバイス向けの通信モジュールだ。同社独自のパッケージング技術「SR成形技術」を採用しており、サイズが12.0×11.0×1.5mmと小型になっている。

Wi-Fi 6、Bluetooth Low Energy、Thread規格(Type 2FRのみ)に対応したほか、Matter規格にも対応可能。マイクロコントローラーは260MHz動作の「Arm Cortex-M33」を採用した。

−40〜+85℃で使用可能だ。メモリは1.2MBのSRAMや16MBのフラッシュメモリを搭載している。

サイバーセキュリティ要件「SESIP Level 3」および「PSA Level 3」に準拠している。CRA(EUが提唱するデジタルインフラ保護向けの法律および規制)への対応に適する。

IoTデバイスでの利用に向けて、速やかにスリープ状態に移行する機能(TWT)などを搭載。消費電力を低減した。

日本や北米、欧州向けに、完全認証済みの外部アンテナオプションにも対応し、IoTデバイスの開発コストの低減に寄与する。

パッケージはLGAを採用しており、両製品ともに、2024年10月より量産を開始した。

また、マイクロコントローラーを搭載していない「Type 2LL」(Wi-Fi 6、Bluetooth Low Energy、Thread対応)および「Type 2KL」(Wi-Fi 6、Bluetooth Low Energy対応)も2025年上半期に量産を開始する予定だ。

関連情報

世界最小、MCU搭載のWi-Fi 6、Bluetooth® Low Energy、Thread規格対応の通信モジュールを開発 ~IoT機器の早期市場投入に貢献~ | 製品・イベントニュース | 村田製作所

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