【会社員4494人調査】東京圏在住製造業系エンジニアのテレワーク実施率は47.4%。テレワークしやすい「企画構想」(73.0%)、難しい「生産・製造」(24.2%)と担当業務フェーズにより大差

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  • テレワークで仕事をしている東京圏の会社員は62.3%、2020年5月の前回調査より12.7ポイント増
  • 製造業系エンジニアのテレワーク率は47.4%、IT系エンジニアは76.8%
  • 製造業系エンジニアのテレワーク率は担当業務フェーズによって大差。「企画構想」が最多の73.0%、「生産・製造」は24.2%
  • 「テレワークの社内制度が整備されている」製造業系エンジニアで68.2%。IT系エンジニアは82.7%
  • 製造業系エンジニアのテレワークの理想的な実施頻度は週に2~3日

エンジニアのためのキャリア応援マガジン「fabcross for エンジニア」は、東京圏(埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県)に住む20~59歳の会社員4494人を対象に、「テレワーク(在宅勤務)」に関するアンケート調査を行いました。

新型コロナウィルスの感染拡大により外出に制限がかかる中、このおよそ2年間で多くの企業が在宅勤務のためテレワークを導入しました。オフィスワークにとどまらない“ものづくり”の現場では、テレワークへの切り替えにどう対応してきたのでしょうか。

また、製造業系エンジニアでも企画構想や研究、開発、試験や生産製造といった担当業務フェーズによってテレワークへの考え方は変わってきます。テレワーク化に対し障壁の低い業務とコストや時間のかかる業務とでは導入率にも違いがあるのではないでしょうか。

2021年夏現在の製造業におけるテレワーク推進や社内制度の整備について調査を行いました。「fabcross for エンジニア」が前回調査を行った2020年5月と比較しながらご紹介します。

調査結果サマリー

テレワークで仕事をしている東京圏の会社員は62.3%、2020年5月の前回調査より12.7ポイント増

・東京圏(埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県)在住の非エンジニアを含む会社員4494人(製造業系エンジニア1352,IT系エンジニア1878、非エンジニア1264)を対象に8月16日~23日に行ったアンケート調査の結果、62.3%が「テレワークで仕事をしている」と回答。

・「コロナ以前よりテレワークで仕事をしている」が10.3%、「コロナ禍の影響によりテレワークで仕事をするようになった」が52.0%だった。

・「コロナ禍の影響により一時的にテレワークになったが現在は出社している」と回答した人は9.2%だった。

・2020年5月に行った前回調査より、テレワークで仕事をしている人は12.7ポイント増加している。

製造業系エンジニアのテレワーク率は47.4%、IT系エンジニアは76.8%

・職種別に集計したところ、「テレワークで仕事をしている」と回答したのはIT系エンジニアが最も多く76.8%だった。続いて非エンジニアが56.7%、製造業系エンジニアは47.4%だった。

・「勤務先ではテレワークを導入していない、またはテレワークで対応できない業種である」と回答したのはIT系エンジニアが5.7%だったのに対し、製造業系エンジニアは20.4%だった。

・製造業系エンジニアについて経年比較を行った結果、2020年5月に行った前回調査より、テレワークで仕事をしている人は4.1ポイント減少している。

製造業系エンジニアのテレワーク率は担当業務フェーズによって大差。「企画構想」が最多の73.0%、「生産・製造」は24.2%

・製造業系エンジニアの担当業務フェーズ別にテレワーク実施率を集計した結果、現在テレワークを行っているのは「企画構想」フェーズを担当するエンジニアが最も多く73.0%、次いで「設計開発」が59.4%、「研究」56.9%、「評価・試験」43.7%、最も少なかったのは「生産・製造」で24.2%だった。

・製造業系エンジニア全体でのテレワーク実施率はおよそ半数の47.4%だったが、担当している業務フェーズによってテレワークへの対応に差があることが分かった。

・特に、「生産・製造」では「勤務先ではテレワークを導入していない、またはテレワークで対応できない業種である」と回答した人が38.0%と、テレワークを行っている人(24.2%)を上回っている。製品に直接触れ、生産、製造しているエンジニアにとってテレワーク導入は難しいといった事情が想定される。

*調査対象の製造業系エンジニアは1352人ですが、担当業務フェーズについては複数回答可としているため各フェーズの人数には重複があります。

「テレワークの社内制度が整備されている」製造業系エンジニアで68.2%。IT系エンジニアは82.7%

・テレワークの社内制度が整備されているか、業種別に集計した結果「IT系エンジニア」が最も多く82.7%、「製造業系エンジニア」は68.2%だった。

・新型コロナ感染症が本格的に流行し始めた前回調査時以前からすでに社内制度が整っていた、「2020年3月以前より、テレワークの社内制度が整備されている」と回答した人は26.3%、それ以降である「2020年4月以降、テレワークの社内制度が整備された」と回答した人は41.9%だった。

製造業系エンジニアのテレワークの理想的な実施頻度は週に2~3日

・テレワークの理想的な実施頻度について聞いたところ、「週に5日以上」と回答したIT系エンジニアが最も多く36.4%だった。続いて「週に3日」と回答した非エンジニア(一般会社員)が24.6%となっている。

・製造業系エンジニアでは最も多かったのが「週に3日」で20.2%、続いて「週に2日」が18.3%だった。およそ週に2~3日程度のテレワーク勤務を望んでいることが分かった。

・また、製造業系エンジニアでは「テレワークは必要ない」との回答がIT系エンジニア、非エンジニアの中でも最も多く、17.9%となっている。

・製造業系エンジニアの担当フェーズ別にテレワークの理想的な実施頻度を集計した。

・各フェーズでテレワーク実施率が最も高かった「企画構想」(73.0%)担当のエンジニアは「週に3日」と回答した人が35.0%、「週に5日以上」と回答した人が20.0%と、それぞれ全フェーズ中で最多だった。

・テレワーク実施率が最も低かった「生産・製造」(24.2%)担当のエンジニアでは「テレワークは必要ない」と回答した人が最も多く32.1%だった。

*調査対象の製造業系エンジニアは1352人ですが、担当業務フェーズについては複数回答可としているため各フェーズの人数には重複があります。

【調査概要】
調査方法:ネットリサーチ
期間:2021年8月16日~9月8日
対象:東京圏(埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県)に住む20~59歳の会社員4494名

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