- 2024-12-17
- ニュース, 機械系, 製品ニュース
- DLC被膜, NSK, Super-TF, 新形式保持器, 日本精工, 耐久性, 耐摩耗性, 風力発電機, 風力発電機主軸用高信頼性自動調心ころ軸受
日本精工(NSK)は2024年12月16日、新型保持器などにより耐摩耗性を向上させた「風力発電機主軸用高信頼性自動調心ころ軸受」を開発し、販売開始したことを発表した。
風力発電機の部品が故障した場合には修理コストが高額で、長期のダウンタイムも発生する。そのため風力発電機用軸受は高信頼性が求められている。
今回開発した風力発電機主軸用軸受は、長寿命材料「Super-TF」および高硬度被膜「DLC被膜」を採用した。さらに、新たに開発した高負荷容量化が可能な「新形式保持器(ECAタイプ)」も採用した。これにより、風力発電機主軸用自動調心ころ軸受の主な損傷形態となる、軌道面の摩耗量を従来の10分の1以下に低減し、軸受の耐久性を大幅に向上させた。
本製品により、風力発電機のメンテナンス頻度の低減や、部品交換に伴うダウンタイムの削減など、風力発電機の安定稼働につながるという。