システムクリエイトは2025年1月20日、デジタル彫刻や有機的な形状向けの3Dモデリングソフトウェア「Geomagic Freeform」の最新バージョンとなるv2025を、ベルギーのOQTONが同月27日にリリースしたと発表した。
v2025では、新たに「サーフェスラティス」機能を搭載しており、ボロノイパターンを用いて、モデルの表面に沿った3Dカーブネットワークを作成できる。有機的なデザインを作成できるほか、PipeやRidgeなどのツールを用いて後でジオメトリーに変換することも可能だ。
また、パターン化した穴を既存のデザインに追加したり、穴のあるシェルジオメトリを新たに作成したりといったことも可能だ。穿孔ツールを用いることで、モデルの表面全体に穴を分配し、穴のサイズや形状、間隔をコントロールできる。
ミラーメッシュピースと平面をサポートするための「ミラーメッシュツール」「ミラープレーンツール」も新たに搭載した。ミラーメッシュツールでは、既存の平面やローカル、ワールド座標系を用いたメッシュのミラーリングが可能だ。ミラープレーンツールでは、既存の平面を用いた平面のミラーリングができる。
ルーラー機能には、「継続測定」の切り替えオプションを追加した。有効にすると、距離や角度、厚さ、スライス測定値がオブジェクトリストにオブジェクトとして作成され、ルーラー機能を離れた後も表示される。
複数の3Dカーブループやパッチ、平面を用いて、1回の操作で1つのピースを複数のピースに分離することも可能となった。
さらに、ファイル開くおよびファイルインポートのダイアログにて、サンプルボタンの代わりに「マイパーツライブラリ」を配置している。ライブラリの場所を定義することで、ワンクリックでライブラリへのアクセスが可能となる。