- 2017-1-12
- キャリアニュース, ニュース, 海外ニュース
- Strayer@Work, Strayer@Work Skills Index
米Strayer@Workは、転職先を探している人材と企業の求める人材とのギャップ(スキルギャップ)を調査し、調査の結果をまとめたレポート「Strayer@Work Skills Index」を公開した。同レポートを見る限り、製造業ではプログラミング、ソフトウェアデザイン、創造性などのスキルのニーズが高いようだ。
調査の対象となった産業は、金融業、飲食業、医療、IT、製造業、小売業、旅行業など。同社は今回、ビジネス特化型のソーシャル・ネットワーキング・サービス「LinkedIn」でデータを収集し、さまざまなスキルの需要と供給のギャップを明らかにした。
供給に関しては、特定のスキルを持つメンバーが全メンバーに対してどの程度いるかを計算。需要については、リクルーターからEメールでスカウトされたメンバーを集計し、特定のスキルに対する需要が全体でどの程度あるかを算出したという。
米Strayer@Workの調査によると、プログラミングのスキルを持つ人材が多くの産業で足りていない。中でも金融業、医療、製造業はプログラミングスキルのニーズが高い。製造業では特にVHDL、C++、アセンブリ言語のスキルが不足している。オブジェクト指向設計やソフトウェアデザインに関しては、需要と供給にさらに大きな乖離がある。
また、製造業では以上のようなハードスキルだけでなく、ソフトスキルも不足している。例えば、創造性、分析力、クリティカルシンキング、職能上の枠を超えたリーダーシップ、チームワーク、問題解決力などが足りていない。
逆に余っているスキルとしては、カスタマーサービスやチームビルディング、在庫管理、マーケティング戦略、会計管理などが挙げられている。
Strayer@WorkのTerry McDonough CEO(最高経営責任者)は、「需要と供給にギャップのあるスキルを特定したStrayer@Work Skills Indexが、転職希望者や企業がどのスキルの学習プログラムに投資すべきかを決める一助になることを願っている」としている。