- 2017-10-18
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親世代のように、退職年齢まで同じ会社に勤めるというスタイルはもう古いのだろうか? まだ実現可能な労働スタイルかもしれないが、そもそも自分の職種やポストが将来も存在しているのかが議論になっている。このような時代だからこそ、需要が高い職種や急成長職種が気になる人も多いだろう。
例えばアメリカでは、どのような職種の雇用が増えているのだろうか。米労働省の2015年と2016年の雇用者数データの比較から見えた急上昇中の5つの職種をみてみよう。
第5位は、ソフトウエア開発職(アプリケーション/システム)だ。コンピューターを使いソフトウエアをプログラミングする技術職だ。2015~2016年の間で13万件の雇用が生まれている。年収中央値は10万2280ドル(約1140万円)、時給は49.17ドル(約5500円)。
第4位、経営幹部。2015~2016年で13万2000件の雇用が生まれている。企業の目標達成のための戦略や方針を打ち出し、従業員を率いていく仕事だ。責任は重大で、その分年収も高い。年収中央値は10万3950ドル(約1160万円)、時給は49.97ドル(約5600円)。
第3位、食品調理者。2015~2016年で14万2000件の雇用が生まれている。フードサービスマネージャーやシェフの管理下で、食品の下準備をする仕事だ。年収中央値は2万1440ドル(約235万円)、時給は10.31ドル(約1100円)。
第2位、個人向け介護者(ヘルパー)。2015~2016年で14 万5000件の雇用が生まれている。高齢社会において急成長する職種としても納得できる。年収中央値は2万1920ドル(約246万円)、時給は10.54ドル(約1200円)。
第1位、建設作業者。2015~2016年の間で15万2000件の雇用が生まれている。年収中央値は3万2230ドル(約358万円)、時給は15.49ドル(約1700円)。過酷な労働条件にある職の1つで、病気やけがになる割合が高い。
ベスト10でみると、第9位にエンジニア職(その他)も入った。他には、理容職、ナース、カスタマーオペレーター、管理職などが急成長中の職種として上位に入っている。
関連リンク
Labor Force Statistics from the Current Population Survey | Occupation and industry