- 2017-10-26
- REPORT, 制御・IT系, 機械系, 電気・電子系
- NISSAN IMx, 完全自動運転, 日産自動車, 第45回東京モーターショー2017
日産自動車は2017年10月25日、「第45回東京モーターショー2017」の会場で開かれたプレスブリーフィングにおいて、クロスオーバーコンセプトカー「NISSAN IMx」を発表した。
NISSAN IMxは電気自動車としての走行性能、搭載する自動運転技術の両面において、現行車を大きく上回る。将来の「ニッサン インテリジェント モビリティ」を具現化し、「クルマとドライバーがより繋がり、もっとクルマで移動したくなる」ものだという。
NISSAN IMxは高出力モーター2基を前後に積み込んだツインモーター4WD。走行性能は最高出力320kW、最大トルク700Nmを誇る。なお、日産自動車が手掛ける市販車の性能は、同社Webサイトによると「リーフ」は110kW/320Nm、「GT-R」は419kW/637Nmだ。
同社はそれだけの高出力に見合ったEV専用プラットフォームを新たに開発した。バッテリーを大容量化して、積載方法を効率化。インバーター、モーターの効率性も向上させ、モーター駆動の制御技術を磨き上げたことで、最長航続距離は600km以上となった。これは新型リーフの400km(JC08モード)の1.5倍に当たる。
自動運転技術の面でも、リーフで採用した高速道路の同一車線において自動運転する「プロパイロット」や自動駐車の機能をさらに進化させ、完全自動運転に対応。「自動運転で空港に向かい、到着後は無人運転で駐車場を探して駐車し、オーナーが旅から戻る日時に合わせて無人運転で迎えに来る」といった使い方ができるようになるとしている。