- 2018-7-15
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- Jessica L. Fetterman, アメリカ心臓協会, クローブ, シンナムアルデヒド, バニリン, フーカ(水タバコ), ボストン大学, メントール, 内皮細胞(血管と心臓の内側に並ぶ細胞), 電子タバコ
電子タバコのフレーバーは血管に害を及ぼすことがある、という研究結果がアメリカ心臓協会から公表されている。
伝統的なフーカ(水タバコ)やシガレットを含む「燃焼性」タバコが健康に及ぼす影響は良く知られているが、電子タバコの潜在的な危険性はまだ広範に研究されていない。
アメリカ心臓学会ジャーナルの動脈硬化症、血栓症および血管生物学研究室は、電子タバコやフーカ、そしてリトルシガーやシガリロなどの葉巻にも広く使用されているメントール、バニリン、シンナムアルデヒドなどの9種類のフレーバーが、内皮細胞(血管と心臓の内側に並ぶ細胞)に短期間に与える影響を調べた。
その結果、9つのフレーバーの全てが研究室にある細胞にとって危険であり、内皮細胞で合成されている一酸化窒素が減少することがわかった。メントール、クローブ、バニリンなどのいくつかのフレーバーでは、炎症マーカーのレベルが高くなり、炎症および凝固を阻害する分子である一酸化窒素のレベルを低下させ、血流の増加に応じて血管を広げる能力を抑制する。これらから、電子タバコおよび関連タバコ製品に使用されるフレーバー添加剤は、血管機能を損なう可能性があり心臓疾患の前兆となり得る、としている。
主任研究者のJessica L. Fetterman マサチューセッツ州ボストン大学医学部助教授は、「炎症の増加と生体内での一酸化窒素の喪失は、心臓血管疾患や心臓発作や脳卒中などの病気につながる初期の病変につながり、心臓病の早期予測因子と考えられている。」とし、 「これらのフレーバー添加物は肺や心臓血管系の健康に重大な影響を及ぼす可能性がある。」と述べている。
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