- 2018-10-4
- 機械系, 製品ニュース
- Ferrari 488 Pista Spider, ツインターボV8エンジン, パリ・モーターショー, フェラーリ
フェラーリは2018年10月2日、パリ・モーターショーにおいて488シリーズの新モデル「Ferrari 488 Pista Spider」を披露した。
Ferrari 488 Pista Spiderはオープントップのモデルとして、フェラーリ史上最高性能になるという。エンジン、ビークルダイナミクス、エアロダイナミクスは、サーキット専用車「488 Challenge」「488 GTE」をベースにして開発したものになる。
搭載するエンジンは、排気量3902ccのツインターボV8エンジン。インターナショナル・エンジン・オブ・ザ・イヤー・アワードにおいて3年連続でベスト・エンジンに選出された実績がある。
8000rpmで488 Spiderを50cv以上上回る720cvの最高出力を誇り、0-100km/h加速は2.85秒、パワーウェイトレシオは1.92kg/cv。最大トルクも全エンジン回転域で従来のエンジンを上回り、3000rpmから770Nmの最大トルクを得ることができる。
エンジンレイアウトについては、インテークをボディ側面からリア・スポイラーエリアへ移動。大量でクリーンな気流をエンジンに送り込むことで出力増強を図った。リアホイールの前に、より大型のインタークーラーを搭載するスペースも確保した。
さらにF1から生まれた技術を使ったインコネル製エグゾーストマニフォールド、軽量クランクシャフト/フライホイール、チタン製コンロッドなどを採用することで、エンジンを軽量化。エンジン単体でも、これまでのモデルより18kgも軽量化に成功している。