厚生労働省は2015年11月8日、平成27年度の卓越した技能者、「現代の名工」を発表した。
選出されたのは、日本古来の鋳造法による金属鏡の作成に卓越し、国内外からその技能が高く評価されている山本富士夫(やまもとふじお)氏、機械式時計の組立調整技能に優れた技能を有し、国産機械式時計の啓蒙活動をグローバルに展開している平賀聡(ひらがさとし)氏など計150名。
この表彰制度は、卓越した技能者を表彰することにより、技能者の地位と技能水準の向上と、青少年が誇りと希望をもって技能労働者となり精進する機運を高めることを目的に、1967年から行われている。
表彰は11月9日東京のリーガルロイヤル東京にて行われ、三ッ林裕巳厚生労働大臣政務官より表彰状、卓越技能章(盾と徽章)、報奨金が授与された。