- 2020-5-7
- 技術ニュース, 機械系, 海外ニュース
- Hamid Salim, High Energy Laser with Integrated Optical-dazzler and Surveillance (HELIOS), アーレイ・バーグ級ミサイル駆逐艦, イージス艦, ロッキード・マーティン, ロッキード・マーティン ロータリ&ミッションシステムズ, 学術, 詳細設計審査(CDR)
ロッキード・マーティンは2020年3月11日、アメリカ海軍と開発を進めているレーザー兵器システム「High Energy Laser with Integrated Optical-dazzler and Surveillance (HELIOS)」
が詳細設計審査(CDR)を通過し、アーレイ・バーグ級ミサイル駆逐艦への搭載計画が順調に進捗していることを発表した。
HELIOSは、2020年中にイージス艦の戦闘システム開発本拠地であるニュージャージー州ムーアズタウンでシステム統合を行う予定。その後、ワロップス島の海軍陸上試験場でHELIOSプログラムのリスク低減を目的とする試験を実施、2021年にアーレイ・バーグ級へ搭載するために造船場に引き渡す計画だ。
HELIOSは、単独で船舶に搭載されるレーザー兵器ではなく、イージス戦闘システムの一部に組み込まれることになる。
「世界では高度な兵器開発が急ピッチで進んでおり、アメリカ海軍の艦隊に対する脅威はますます厳しくなっている。無人航空システムや高速攻撃艦などの脅威に対抗するために、HELIOSの能力が必要だ」と、ロッキード・マーティン ロータリ&ミッションシステムズの高度製品ソリューション担当副社長のHamid Salim氏は述べている。
関連リンク
Lockheed Martin’s HELIOS Laser Weapon System Takes Step Toward Ship Integration