バナナもゲームコントローラーに――ソニー、画像認識を入力手段とする特許を出願

ソニーは、手にしたものを何でもゲームコントローラーとして使える技術を、イギリスとアメリカで特許出願している。

この特許は、ビデオゲームをプレイする際、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)、モーションコントローラー、ハンドヘルドゲームコントローラーなど、複雑で特殊なデバイスを必要とすることがゲームを始めるうえでの障壁となるとし、電気を使わない単純で安価なものをビデオゲームのコントローラーとして使えるようにすることを目的としている。

具体的には、ユーザーが手にしたものの画像を取得してピクセルに分解、それの姿勢の変化を検出してユーザーのインプットに変換してビデオゲームに入力するという技術だ。ソニーは光を発しないものなら何でも使えるとしており、出願書類に添付された図面では、バナナをコントローラーとして使用することが例示されている。

この特許は2019年8月1日にイギリスで出願され、これを基礎として2020年7月15日に優先権主張してアメリカで出願されている。アメリカでは2021年2月4日に出願公開され、2021年3月10日時点で審査中だ。

関連リンク

US2021031110A1 SYSTEM AND METHOD FOR GENERATING USER INPUTS FOR A VIDEO GAME

関連記事

アーカイブ

fabcross
meitec
next
メルマガ登録
ページ上部へ戻る