- 2021-6-21
- 製品ニュース, 電気・電子系
- DC-DCコンバーター, i7Cシリーズ, TDK, TDK-Lambda
TDKは2021年6月17日、 TDK-Lambdaブランドの非絶縁型昇降圧DC-DCコンバーターi7Cシリーズを開発したと発表した。子会社のTDKラムダが同年6月から量産出荷を開始する。
i7Cシリーズは、34.0×36.8×12.7mmと小型サイズで、重さは業界トップクラスの軽量で25g。業界標準サイズの1/16ブリックピン配置ながら、最大出力300Wを実現した。機器などの小型化や省エネルギー化に対応し、厳しい熱環境の下でも性能を発揮する。
昇圧/降圧モードをシームレスに切り替えできるワイド入力電圧仕様で、さまざまなバッテリー電圧とその電圧変動に対応しているため、バッテリー駆動やバックアップアプリケーションに適している。入力電圧範囲は9~53VDCで、出力電圧設定は5~28VDCと9.6~48VDCの2タイプがある。
このほか、標準機能として、リモートON/OFFコントロールやリモートセンシングを搭載している。また、パワーグッド信号や周波数同期、出力電流監視機能を搭載したフルファンクション仕様や、ベースプレート構造仕様、放熱器付き仕様などのオプションモデルもある。
主な用途としては、計測機器やFA、半導体製造装置、通信機器、医療機器、バッテリーアプリケーションなどを想定。AV機器および情報通信機器向け安全規格UL/CSA/IEC62368-1も認証取得しており、安心して使用できる。