Qualcommが1億ドルのファンドを設立――メタバース開発を支援

米Qualcommは2022年3月21日、メタバースの開発を手掛ける開発者や企業を対象に、1億ドルのファンド「Snapdragon Metaverse Fund」を設立したと発表した。2022年6月から申請を受け付ける。

Snapdragon Metaverse Fundは、ベンチャーキャピタルのQualcomm Venturesによるベンチャー投資や、子会社のQualcomm Technologiesによる開発助成プログラムを通じて、ユニークで没入感のあるXR(Extended Reality)技術やコンテンツ、またそれに関連するAR、AI技術など、メタバースに関わる技術の開発支援を目的とする。

また、XRエコシステムを強化する「Snapdragon XR Platform」「Snapdragon Spaces XR Developer Platform」「XR Labs Europe」など、同社が手掛けるXRツールのポートフォリオとも連携している。

CEOであるCristiano Amon氏は「我々は消費者や企業の両者がメタバースを作り上げ、携わり、実世界とデジタル世界をつなげられるように、革新的なプラットフォーム技術と体験を提供する。Qualcommはメタバースへのチケットだ」と語っている。

ゲーム、ヘルス&ウェルネス、メディア、エンターテインメント、教育、事業といった分野を想定しており、出資を受けた企業らは、最先端のXRプラットフォームやハードウェアをはじめ、世界的な投資家のネットワークなどにも早期にアクセスできる。

関連リンク

Qualcomm Launches $100M Snapdragon Metaverse Fund

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