- 2023-5-2
- 技術ニュース, 機械系, 海外ニュース
- HPEV(高性能電気自動車), Lamborghini, monofuselage, Revuelto, Stephan Winkelmann, アキシャルフラックスモーター, カウンタック, ダブルクラッチギアボックス, ハイブリッドスーパースポーツカー, ラジアルフラックス電気モーター, リチウムイオンバッテリーパック, 電気モーター
創立60周年を迎える伊Lamborghiniは2023年3月29日、同社初のハイブリッドスーパースポーツカー「Revuelto」を発表した。新開発の6.5リッターV型12気筒エンジンに3基の電気モーターを組み合わせた、システム合計の出力が1015PSの「HPEV(高性能電気自動車)」だ。
動力系の構成は、2基のアキシャルフラックスモーターをフロントに搭載し、リアにはリッター当たり127PSのエンジンを持つ。加えて、同社初の8速ダブルクラッチギアボックスの上に、ラジアルフラックス電気モーター1基を配置する。
Revueltoのギアボックスは、エンジンの後方に横置きされる。このレイアウトは同社初で、カウンタックの時代からギアボックスを格納してきたセンタートンネルにできた空間には、代わりに高電力密度(4500W/kg)のリチウムイオンバッテリーパックが収まり、3基の電気モーターに給電する。
動力性能は、時速0-100km加速が2.5秒、最高速度は時速350kmを超える。合計13種類のドライブモードを搭載し、全輪駆動と相まって、あらゆる状況を想定した操縦安定性を確保している。
シャシーは、航空工学から着想を得た「monofuselage」を採用し、スポーツカーとして初めて、100%カーボンファイバー製のフロントセクションを採用した。これにより、同社史上最高のパワーウェイトレシオ1.75kg/PSを達成した。
同社の会長兼CEOのStephan Winkelmann氏は新型Revueltoについて、Lamborghiniの歴史におけるマイルストーンであると同時に、EV化戦略の重要な柱だと説明した。加えて、ユニークかつ革新的で、同社のDNAに忠実なクルマだとも述べた。
関連情報
Lamborghini Media Center : Lamborghini Revuelto: the first super sports V12 hybrid HPEV