フォトロンは、東京ビッグサイトで1月13~15日に開催された「インターネプコンジャパン 2016」で、学術・研究開発や生産現場での利用を想定したハイスピードカメラの「FASTCAM Mini」シリーズ、「FASTCAM SA-Z」、「IDP-Express」を展示した。
その中でもFASTCAM Miniシリーズについては、「FASTCAM Mini AX200」のアプリケーションを交えて紹介していた。
同シリーズの最大の特徴は、小型ということ。FASTCAM Mini AX200は、120×120×94mm、質量1.5kgという軽量でコンパクトな筐体でありながら、1024×1024ピクセルで6400コマ/秒、最高90万コマ/秒という高い撮影性能を持っている。
しかも、一般的なハイスピードカメラの半分ほどの大きさで、コストも1000万円ほどと安価になっている。
主に自動車メーカーや電機メーカーなどで利用されていて、研究開発の際、例えば自動車の衝突時の状態を検査するといった用途に使われているという。
FASTCAM SA-Zは、超高感度ハイスピードカメラで、モノクロISO 2万5000、カラーISO 1万(ISO 12232 Ssat規格)という同社従来製品に比べて250%の高感度化を可能にしたものだ。従来製品では感度面で撮影が困難だった現象の撮影もできるようになった。
IDP-Expressは、2台のカメラヘッドを同時接続可能なPCメモリ直接記録型ハイスピードカメラ。PCの大容量メモリへ直接記録することで、高スペックと低価格を両立した製品となっている。