日本産業機械工業会が2月の産業機械受注状況を発表——総額約4600億円

日本産業機械工業会は2016年4月11日、同年2月の産業機械受注状況を発表した。2月の受注高は前年同月比120.6%の4573億8200万円だったという。

受注高のうち内需は、前年同月比148.9%の3802億9600万円。内需のうち製造業向けは同85.9%、非製造業向けは同195.2%、官公需向けは同176.7%、代理店向けは同102.9%だった。内需で増加した機種はボイラ・原動機(前年同月比195.8%)、化学機械(同171.2%)、タンク(同145.0%)、プラスチック機械(同126.1%)、送風機(同174.1%)、その他機械(同130.1%)の6機種。減少した機種は鉱山機械(同47.4%)、ポンプ(同90.6%)、圧縮機(同97.6%)、運搬機械(同72.3%)、変速機(同96.6%)、金属加工機械(同76.5%)の6機種だ。

一方、外需は前年同月比62.2%の770億8600万円。プラントは3件で、同58.9%の101億2000万円だった。外需で増加した機種は、プラスチック機械(同112.0%)、送風機(同205.6%)の2機種で、減少した機種は、ボイラ・原動機(同23.9%)、鉱山機械(同77.0%)、化学機械(同96.4%)、タンク(同1.1%)、ポンプ(同56.6%)、圧縮機(同75.5%)、運搬機械(同85.4%)、変速機(同86.4%)、金属加工機械(同53.8%)、その他機械(同91.1%)の10機種だった。

機種別の動向では、ボイラ・原動機が建設や電力の増加により前年同月比133.8%、鉱山機械は窯業土石や鉱業の減少により同50.0%。冷凍機械を含む化学機械は電力や官公需の増加により同155.1%、タンクは外需の減少により同89.1%、プラスチック加工機械はその他製造業や外需の増加により同116.6%となった。また、ポンプは官公需や外需の減少により同81.4%、圧縮機は鉄鋼や外需の減少により同85.9%、送風機は官公需の増加により同175.3%。運搬機械は情報通信機械や自動車などの減少により同77.4%、変速機は鉄鋼や情報通信機械などの減少により同95.0%、金属加工機械は鉄鋼や外需の減少により同64.2%となっている。

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