東京商工リサーチは2016年5月18日、スズキグループの国内取引状況について調査した結果を発表した。同調査の結果、1次取引と2次取引を含めた仕入先が計5372社に及ぶことが明らかになった。
スズキグループと取引がある1次仕入先は計1154社。1次仕入先を地区別で見ると、最多は中部の732社(構成比63.4%)で、2番手は関東の248社(同21.4%)だ。中部と関東だけで、全体の8割(同84.9%)を占める。都道府県別では、生産拠点のある静岡県が506社と最多で、社数が2番目に多い愛知県の199社に比べて2倍以上の差がある。
1次仕入先1154社の総従業員数は54万7678人で、2次仕入先4218社の総従業員数は276万122人。従業員数別で見ると、1次仕入先は「10人以上100人未満」が512社(構成比44.3%)と最も多い。100人未満の企業が732社(同63.4%)を占め、1次仕入先は中小企業が多いことが分かる。
産業別では、1次仕入先は部品メーカーなど製造業が647社(構成比56.0%)で最多。次いで、卸売業が212社(同18.3%)、サービス業他が99社(同8.5%)、運輸業が76社(同6.5%)の順だった。また業種別では、「自動車部分品・附属品製造業」が180社で最多で、一般貨物自動車運送業(39社)、金属用金型・部分品・付属品製造業(34社)、自動車部分品・付属部品卸売業(33社)と続いた。