富士経済、電池関連世界市場予測を発表――リチウムイオン2次電池は大幅拡大

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富士経済は、2次電池15品目、1次電池8品目の世界市場と開発動向を調査し、その結果を報告書「2016 電池関連市場実態総調査 上巻」にまとめた。

2次電池の世界市場は、2016年見込みが6兆7034億円、2020年予測が8兆1456億円。うちリチウムイオン2次電池は2020年予測3兆2301億円。ニカド電池やニッケル水素電池(小型)などからの需要シフトと車載用の増加により伸びている。

リチウムイオン2次電池のうち、小型民生用はノートブックPC向けが縮小しスマートフォン向けも大きくは伸びないが、ウエアラブル端末向けの増加が期待されるという。

一方車載専用は、中国などの電動自動車の増加に伴い大幅に市場拡大しており、2016年以降も中国以外の自動車メーカーが電動自動車のラインナップを拡充するため、高い伸びが続くと予想している。それにあわせてシリンダ型も増加が期待される。

ESS(電力貯蔵システム)/UPS(無停電電源装置)・バックアップ電源用についても市場の活性化で今後の期待感が増しているという。

その他の2次電池では、充電式電動工具などに使われるニカド電池はリチウムイオン2次電池へのシフトで縮小。ニッケル水素電池(小型)も同じくシフトはあるものの、産業や医療用途向けの伸びが期待され微減にとどまるとみている。

1次電池の世界市場は、2016年見込みが1兆1027億円、2020年予測が1兆1323億円。アルカリマンガン乾電池が堅調に伸びており、今後も、マンガン乾電池からのシフトが継続している新興国向けを中心に増加するとみている。一方、アルカリボタン電池は伸び悩み、酸化銀電池は縮小が続くとみている。

また、リチウムイオン2次電池用制御部品の世界市場は、2016年見込が623億円、2020年予測が688億円。スマートフォンと充電式電動工具の拡大にけん引されて伸びている。電池用保護ICの1セル直列タイプの市場は、今後もスマートフォン向けを中心に拡大するとみられる。セカンドプロテクションタイプは、主要用途であるノートブックPC向けが落ち込む一方、充電式電動工具向けは堅調で、中長期的には横ばいと予想している。

なお同社では、電池の材料、次世代電池市場、電池関連企業の事例について今後調査/分析し、同報告書の「下巻」にまとめるという。

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