パイオニアは2016年9月14日、先進運転支援機能を備えるマルチドライブアシストユニット「ND-MA1」を9月下旬から販売開始すると発表した。価格はオープン。
ND-MA1では、経済産業省が推進する「次世代高度運転支援システム研究開発・実証プロジェクト」から得られた知見を活用し、右折時に前方車両につられて進んでしまい周囲の確認が疎かになる事態を検知・注意喚起してくれる「右折時つられ発進検知」機能を搭載している。
同機能を開発する上で、同プロジェクトで研究してきた右折時運転行動や有効な注意喚起音のタイミングに関する知見を生かし、パイオニアの持つプローブ情報を解析して生成した「ヒヤリハット地点データ」と画像認識技術を組み合わせた。ヒヤリハット地点データの中の右折交差点で停車すると、前方車両の発進を画像認識技術で検知し、一定の間を置かずに自車が発進した場合には効果音で注意喚起することで、車間距離の確保と周囲の安全確認を促す仕組みだという。