ダイキン、独自のストリーマ技術で夏風邪の原因ウイルスを99.9%抑制できることを実証

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ストリーマ放電

ダイキン工業は2017年6月20日、同社の「ストリーマ技術」により、代表的な夏風邪である手足口病やプール熱などの原因となるウイルスを99.9%抑制できると発表した。免疫の弱い幼児を中心に高温多湿の時期に流行し、一般的な消毒薬が効きにくいこれらウイルス感染症の原因ウイルスへの効果を実証したという。

ストリーマ技術は、同社が2004年に開発したプラズマ放電の一種「ストリーマ放電」により有害物質を酸化分解する空気浄化技術だ。酸化分解力の高い「高速電子」を3次元的/広範囲に発生させるため、一般的なプラズマ放電(グロー放電)と比べて、酸化分解力が1000倍以上になるという。同社ではこれまで、インフルエンザウイルスやノロウイルス、結核菌の抑制など、関心が高い有害物質に対する効果を実証してきた。

今回同社では、夏風邪の原因となるアデノウイルス、エンテロウイルス、エコーウイルス、コクサッキーウイルスそれぞれにストリーマを一定時間照射し、培養した細胞に接種して、照射した時間の違いによるウイルスの残存状態を観察する実証試験を行った。

その結果、ストリーマを照射せずに8時間経過したウイルスを接種した細胞はウイルスによって完全に破壊されたのに対し、ストリーマを照射した場合は、アデノウイルスとコクサッキーウイルスは4時間照射でウイルスが99.9%分解、エンテロウイルスとエコーウイルスは8時間照射でウイルスが99.9%分解されるという結果となった。ストリーマ照射により、それぞれのウイルスを包むたんぱく質を酸化分解し、ウイルスを抑制したと考えられるという。

推定されるウイルスの抑制メカニズム

推定されるウイルスの抑制メカニズム

同社では今後さらにストリーマ技術の様々な効果検証を実施して行くとしている。

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