~AIスピーカー、製造業エンジニアに最も人気なのは「Google Home」~
ポイント
- 冬のボーナスで「買いたい」商品、1位「Nintendo Switch」、2位「iPhone X」、3位「iPhone 8/8 Plus」
- 最も「技術的に興味がある」のは「iPhone X」。AIスピーカー「Google Home」「Amazon Echo」も上位に
- AIスピーカー、製造業エンジニアが最も「買いたい」「興味がある」のは「Google Home」
- iPhone XやAIスピーカー、製造業エンジニアが気になる理由は?
調査概要
エンジニアのためのキャリア応援マガジン「fabcross for エンジニア」は、製造業エンジニアとして働く1000人を対象に「2017年のヒット商品」に関する調査を実施しました。
2017年に発売された、あるいは話題になったヒット商品の中から、冬のボーナスで「買いたい」商品、「技術的に興味がある」商品を選んでもらい、その理由を答えてもらいました。
日本経済新聞社が発表した2017年の日経MJヒット商品番付において、東の横綱は「アマゾン・エフェクト」、西の横綱は「任天堂ゲーム機」となりました。他には西の大関に「AIスピーカー」、東の前頭にホンダ「N-BOX」が入るなどしています。
こうした2017年のヒット商品のうち、技術に詳しいメーカー勤務のエンジニアから最も支持された商品は何だったのでしょうか。製造業エンジニア1000人を対象に調査して、冬のボーナスで「買いたい」商品と、「技術的に興味がある」商品を聞いてみました。
調査結果サマリー
冬のボーナスで「買いたい」商品、1位「Nintendo Switch」、2位「iPhone X」、3位「iPhone 8/8 Plus」
・製造業エンジニア1000人が冬ボーナスで「買いたい」商品として最も多く選んだのは、任天堂が発売したゲーム機「Nintendo Switch」(15.2%)だった。2位にはアップルのスマートフォン「iPhone X」(12.6%)、3位には同じく「iPhone 8/8 Plus」(8.7%)がランクインした。
最も「技術的に興味がある」のは「iPhone X」。AIスピーカー「Google Home」「Amazon Echo」も上位に
・一方、「技術的に興味がある」商品として、多くの製造業エンジニアが選んだのは「iPhone X」(43.6%)だった。2位以降は「Google Home」(37.5%)、「aibo」(34.0%)、「Amazon Echo」(33.1%)、「リーフ(2代目)」(32.2%)となった。
AIスピーカー、製造業エンジニアが最も「買いたい」「興味がある」のは「Google Home」
・2017年に注目が集まった製品ジャンルの1つとして、「AIスピーカー」が挙げられる。本調査ではAIスピーカーの代表的な商品として、「Google Home」「Amazon Echo」「LINE Clova WAVE」の3製品を挙げて製造系エンジニアの興味・関心を探ってみた。
その結果、「買いたい」「技術的に興味がある」のどちらにおいても、「Google Home」が最も多くの支持を集めた。
iPhone XやAIスピーカー、製造業エンジニアが気になる理由は?
・各商品について「買いたい」「技術的に興味がある」理由としては、次のようなコメントが寄せられた。
【Nintendo Switch | 任天堂】
・話題の商品であり、メディアで取り上げられることも多くデザイン的にも惹かれる
・子供とのコミュニケーションに使えそう
・ゲームが面白そう
・携帯ゲーム機と家庭用ゲーム機を兼ねており、CMなどでも楽しそうなので非常に興味がある
・持ち運べる据え置き機として、バランス調整に優れ、かつスタート時に魅力的なソフトを揃えた 良い要素の商品である
【iPhone X | アップル】
・顔認証や新しい機能があるそうなので、次の機種変更で買いたい。
・FaceIDや狭額縁の有機ELパネルを使い今までのiPhoneと違った体験をさせてくれそうなので興味あります
・顔認証は、指紋認証に比べ信頼性がたかいのか?
・ボタンレス技術の詳細を知りたい
・顔認証やワイヤレス充電など興味深い
・アップルの技術者が誇る最高のスマホであり、iPhone10周年記念作品でもある。特に顔認証システムは今までの技術を覆すくらいのものだと思う。もうこれは買うしかないでしょ!
・これまでのiPhoneの流れを変える転換期の商品なので興味があるが、思いのほか高い
【iPhone 8/8 Plus | アップル】
・今のが古いので新しいのが欲しい
・現在使用している iPhone が4年前のもので、iOS アップデート対象外となっているため、そろそろ新しい機種に変更したい
【ヘルシオグリエ | シャープ】
・調理が楽になるものなので
・どんな料理に使えるのか興味がある
・周囲でも使っている人が多いので気になる
・従来のヘルシオと比べて低価格でオーブンに特化している点に興味がある
・一度に何種類も調理出来る
・「水で焼く」と言われているが、通常のオーブン電子レンジとの違いが実際どんなものなのか試してみたい
【AirPods | アップル】
・先進性が感じられる
・使用感は本当にいいのか知りたい
・iPhoneや Apple watchユーザーには、たまらない商品である
【Google Home | Google】
・使い方が自由で、色々な価値を生む可能性があるから商品として興味がある
・話題性もあり、どのようなことができるのか興味がある
・音声認識の性能、音声解析の性能を試したい
・今までにない、生活スタイルを変化させる商品であり今後の発展性に富んだ技術であり他社に比較し広がりを持って展開できる商品だと思う
・AI搭載なので、どのように成長していくか是非見てみたい
・日本語の音声認識の正確性に技術的な興味がある
【LE-5060TS4K | ドン・キホーテ】
・安い
・実際の操作性とか、画質とか買って心配ないものか気になります
・価格と品質のバランスが気になっている
・どこ製のパネルを使ってどこ製の画像処理エンジンを使っているのだろう?と興味がある
【ミラーレス一眼 OM-D E-M1MarkⅡ | オリンパス】
・ミラーレス機でありながら、メーカーのフラッグシップ機であり、その作り込みを確認したい
・画質、連写速度が向上し、オリンパスのフラッグシップカメラとして非常に興味がある
・マイクロフォーサーズ採用で今のレンズがすべて使える
・OMのセンサ調達先が代わったらしいので暗部や星の写真でのノイズ感を手持ちのデジカメと比べてみたい
【Amazon Echo | Amazon】
・無理難題を問いかけてみたい
・発展が期待できる
・アレクサの技術に将来の生活感を変える魅力あり大変興味を持ってます
・テレビとの連動が気になる
【aibo | ソニー】
・ソフトウェアがどの程度進化しているのか技術的に興味がある
・生身のペットを飼えないので、癒しのために飼いたい
・有機ELの目玉が面白い。また内部構造と成長AIに興味がある
・旧型と比べてどれだけ進化したかを知りたい
【glo | ブリティッシュ・アメリカン・タバコ】
・一回の充電で連続して吸えるのが魅力
・なかなか購入出来ない状況が続いているので、是非、欲しい
・どのくらい本物に近いのか興味がある
・入手困難だがタバコの代替として欲しい
【ZOZOSUIT | スタートトゥデイ(ZOZOTOWN)】
・IoT関連商品として、技術的にも面白いし、消費者に受け入れられるか、非常に興味深い
・本当に正しく計れるのか。無料配布できるような原価で作成できるのか気になる
・どの程度のセンサーで、とのようなセンシングをしているのか? 着用はどの程度自然なのか? 無償で貸し出しとも聞いたが是非試してみたい
・服を選ぶ際に、改めて採寸しなくてよいのが便利そう
・衣類のネット購入時に体の採寸がめんどくさいことがあるので気になりました
・ゾゾタウンは定期的に利用しているが、自分のサイズに合った商品かどうかを、購入前に確認できるのは、便利だと思う
【iQOS | フィリップ・モリス】
・友達が使っていて非喫煙者だけど気になる
【リーフ(2代目) | 日産】
・航続距離の増加と自動運転支援の追加による使い勝手の向上
・自動駐車に興味がある
・ガソリン代が掛からない。しかも、航続距離が先代に比べて大分延びたので
・謳い文句の一つに自動駐車があるが、どの程度実用的なのか? 障害物や突然の状況変化に対する適応能力とその具体対策、またはリスクヘッジの方策
・そろそろ電気自動車であることを意識せずに普通に使えそうなので乗ってみたい
【ハンドスピナー】
・楽しいから
・何かはまってしまうから
【C-HR | トヨタ】
・デザイン性に優れたハイブリッドカーで、価格は高めであるが興味ある
・ハイブリッドとしての省燃費とスポーティーな足回りの組み合わせに興味があります。
【Gatebox | Gatebox】
・どの程度の家電を扱えるのか? 初音ミクへキャラ変更してどのように歌ってくれるのか興味がある
【XC60 | ボルボ】
・装備、走行性能に興味がある
・一番自動運転に近いと言われるボルボの新型なので、そのレベルを試してみたい
【N-BOX | ホンダ】
・自動車の買い替え時期だから
<AIスピーカー全般>
・AIの学習技術とともに、音声認識技術でも興味深い
・今の生活では不要だが、今後の進展が気になっています
・AIの技術を取り入れている製品には興味がある。特にスピーカーは、手足になる部分のインターネットへの対応や、接続の仕組みなどが各社共通なのか? 独自の技術なのかが気になる
・今後の展開によってはIoTの中心となる可能性があると思うので、注目していきたいと思っている
・これから本当に入力デバイスとして使えるのか、どのぐらい役に立つのか、キーボードやメモ帳に代われるのか、興味がある
調査方法:インターネットリサーチ
期間:2017年12月20日~12月25日
対象:21~60歳の製造業エンジニア1000人