WSTS(世界半導体市場統計)は2018年6月5日、2018年春季半導体市場予測を発表した。
発表によると、2018年の世界半導体市場は前年比+12.4%の4634億ドルで、4122億ドルで同+21.6%だった2017年に引き続き、2年連続で2桁成長すると予測。これは、メモリー市場の高成長が継続することに加え、世界経済の持続的な成長により多くの電子機器向けで半導体需要が拡大するためだという。その後、2019年は前年比+4.4%の4837億ドルと予想。勢いは鈍化するものの、成長は持続するとみている。
2018年の製品別成長率(世界市場)は、ディスクリートは前年比+9.0%、オプトは同+3.4%、センサーは同+5.9%、IC全体は同+13.8%と予測。ICの製品別では、メモリは前年比+26.5%、ロジックは同+7.1%、マイクロは同+3.5%、アナログは同+9.5%と予測した。2019年もセンサーが前年比+6.1%をはじめとして、いずれもプラス成長が見込まれている。
日本市場は2017年が前年比+17.0%、市場規模は約4兆1041億円だった。2018年は前年比+5.0%のプラス成長を継続し、金額は約4兆3076億円、2019年は同+4.2%で約4兆4904億円と予測している。