- 2018-7-6
- 機械系, 製品ニュース
- 3リンクリジッドアクスル式サスペンション, K15B型エンジン, R06A型ターボエンジン, ジムニー, ジムニーシエラ, スズキ, ラダーフレーム, 機械式副変速機付きパートタイム4WD
スズキは2018年7月5日、軽四輪駆動車「ジムニー」、小型四輪駆動車「ジムニーシエラ」を20年ぶりに全面改良して発売した。
新型ジムニーには、従来よりも圧縮比を高めてロングストローク化するとともに、インテーク側VVTを採用した「R06A型ターボエンジン」を搭載。低回転から力強いトルクを発揮し、オフロードでの優れた走行性能を実現する。最高出力(kW/rpm)は47(64PS)/6000、最大トルク(N・m/rpm)は96(9.8kg・m)/3500、圧縮比は9.1だ。
新型ジムニーシエラには軽量/コンパクトかつ燃費性能にも優れた新開発の「K15B型エンジン」を搭載。1.5Lの排気量によって高い出力とトルクを発揮し、力強くゆとりある走りに貢献する。最高出力(kW/rpm)は75(102PS)/6000、最大トルク(N・m/rpm)は130(13.3kg・m)/4000、圧縮比は10.0だ。
両車種ともに新設計のラダーフレームを採用。X(エックス)メンバーと前後にクロスメンバーを加えたことで、ねじり剛性を先代モデル比で約1.5倍向上させた。また、車体とラダーフレームをつなぐボディーマウントゴムを新設計。上下方向に柔らかくすることで乗り心地を改善し、水平方向に固くすることで操縦安定性を高めた。
また、路面状況に合わせて2WDと4WDを切り替えて走行できる「機械式副変速機付きパートタイム4WD」を採用。両車種ともトランスファーレバーにより、2H(2WD)、4H(4WD高速)、4L(4WD低速)のモード切り替え操作ができる。4Lは急な登坂路や悪路の走破性を高めるため、通常の約2倍の駆動力を発揮する。
そのほか、エンジンを縦置きに配したFRレイアウトの採用、3リンクリジッドアクスル式サスペンションの採用など、さらに過酷な使用環境にも耐えうる改良を施している。
車体色は新型ジムニーが全13パターンで、新型ジムニーシエラが全12パターン。価格は新型ジムニーが145万8000円~、新型ジムニーシエラが176万400円~(いずれも税込)となっている。