汎用3次元流体解析プログラム「Wildkatze」を開発――柔軟で高度なカスタマイズが可能 デジタルソリューション

デジタルソリューションは2018年8月20日、高度なカスタマイズが可能な汎用3次元流体解析プログラム「Wildkatze」を開発、2018年9月3日から公開すると発表した。

Wildkatzeは、デジタルソリューションが創業以来20年にわたって培ってきた流体解析技術の知見を生かした、有限体積法による汎用3次元流体解析プログラムだ。従来ソルバの高度なカスタマイズは困難だったが、Wildkatzeではソルバの内部のほぼすべての変数と設定へのアクセスを、C++コーディングにより可能とした。これにより、ユーザー独自のアルゴリズムを簡単に組み込めるようになった。

その他、解析領域を分割して特定の領域ではLESモデル、別の領域ではK-ω乱流モデルなど異なった物理モデルを適用できたり、物理モデルごとに異なるタイムステップスキームや勾配計算スキームを選択したりすることもできる。また、運動する構造体に伴う流れの解析を行う場合に、構造体と周囲の流体に対して異なるメッシュを生成し、構造体のメッシュと流体のメッシュ間をカップリングして計算できる。

価格は、大学および研究機関による非商用利用の場合は1年間無償、商用利用の場合は個別問い合わせになる。

デジタルソリューションでは2018年9月3~6日の間、大阪大学豊中キャンパスで開催される日本流体力学会「年会2018」にて、Wildkatzeを展示する予定だ。

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