ボルグワーナー、新型VCTシステム「iCTA」を発表――独自技術で燃費と排気を改善

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ボルグワーナーは2019年3月6日、次世代型カムトルクアクチュエータ「iCTA(インテリジェントカムトルクアクチュエータ)」を発表した。iCTAは油圧によるカム位相制御システムで、従来のカムトルク駆動型(CTA:Cam Torque Actuation)と捩り補助型(TA:Torsional Assist)位相制御機構を組み合わせたものだ。

カムシャフトが回転する際、トルクによって振動が発生し、カムシャフトは捩れの力を受ける。同社の油圧式VCT(Variable Cam Timing)システムは、振動のエネルギーをオイルポンプからの作動圧に加え(CTA)、カムの捩れを進角/遅角制御に利用する(TA)という独自の機構によって構成されている。

同社によれば、iCTAではCTAとTAの長所を組み合わせることで、エンジン回転の全域で素早いカムシャフトの位相角制御が可能になり、最適性能を維持しつつエミッションの低減と燃費向上を実現できる。特に、カムトルク変動が大きい直列4気筒(I4)エンジンへの適用が効果的で、他の油圧式VCTと比較してもオイルの再循環機構によってエンジン出力損失が少ないとしている。また、従来のCTA/TAと同様センターボルトでカムシャフトに締結される構造のため、取り付け部の互換性も高い。

iCTAは、中国とアメリカの自動車メーカーによって2019~20年に採用される予定とのことだ。

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BorgWarner’s Intelligent Cam Torque Actuation (iCTA) Improves Fuel Economy and Reduces Emissions

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