さまざまなステアリング製品に対応する制御ソフトウェアを開発――部品の経年変化の影響を低減し操舵品質を維持 日本精工

NSK製コラムタイプEPS(左)と開発中のラックタイプEPS(右)

日本精工(NSK)は2019年3月25日、さまざまなタイプのステアリング製品に対応し、車体の構造によらずに任意の操舵感を実現できる制御ソフトウェアを開発したと発表した。

近年環境問題への関心が集まる中、環境性能に優れる電動パワーステアリング(EPS)が注目を集めている。NSKは、現在の主力製品であるコラムタイプEPSに加え、ラックタイプEPSを新たに開発するなど、多様化を進めている。また、高度運転支援システム(ADAS)の普及に伴って、EPSの制御ソフトウェアの高機能化が急速に進んでおり、今後自動運転が実用化されると、さらに高機能化が進むことが予想されるという。

今回開発したEPS制御ソフトウェアは、小型車に搭載されたコラムタイプEPSでも大型車搭載のラックタイプEPSでも同様の操舵感を実現できる、汎用性の高い制御ソフトウェアだ。従来のEPSと構造が大きく異なるステアバイワイヤシステムにも適用できる。多様化するステアリング製品に対して共通した制御ソフトウェアを利用することで、効率的に高機能性や安全性を確保できるようになるという。

また同ソフトウェアは、路面状況や好みに応じて操舵感を切り替えることも可能になる。さらに、従来の制御ソフトウェアと比較して、部品の経年劣化の影響も受けにくいため、長期間にわたり操舵品質を確保できる。

NSKでは今後、この制御ソフトウェアを適用したコラムタイプEPS、ラックタイプEPSおよびステアバイワイヤシステムなどの製品化を目指す。

次世代制御ソフトウエアを適用したコラムタイプEPSの実験車内部の様子

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