キヤノンは2019年6月13日、同社の新イメージングシステム「EOS Rシステム」の核となる交換レンズ「RFレンズ」の技術紹介動画を、同社のWebサイト「キヤノンビデオスクエア」にて公開した。
EOS Rシステムとは、30年以上の歴史を重ねてきたEOSの新たなイメージングシステム。その核となるRFレンズは、同社の「EFマウント」と同じ内径54mmという大口径マウントと、ミラーレスカメラならではの「ショートバックフォーカス」という「RFマウント」の特徴を生かすことで、従来の「EFレンズ」に比べてレンズ設計の自由度を飛躍的に高めている。
この動画では、2019年6月20日の大口径中望遠単焦点レンズ「RF85mm F1.2 L USM」の発売に先立ち、RFレンズの技術的な特長をCGなどを駆使して紹介。具体的には大口径マウントとショートバックフォーカスのメリットや、キヤノン独自のコーティング技術「SWC(Subwavelength Structure Coating」、「ASC(Air Sphere Coating)」について解説する。
加えて、マウント接続部の電子接点をEFマウントの8点から12点へと増加させたRFマウントの通信速度についても言及。この新マウント通信システムにより、カメラとレンズの連携が強化され、操作性や表現力のほか手ブレ補正機能も大幅に向上した点についても紹介する。