- 2019-7-25
- ニュース, 化学・素材系, 技術ニュース, 製品ニュース
- RoboCar Walk, ZMP, ZMP World 2019, ひま, ひまし油, エコニコール, バイオポリオール, バイオマスプラスチック原料, バイオマスプラ認証, ポリウレタン, 三井化学, 三井化学SKCポリウレタン, 自動運転車両
三井化学と三井化学SKCポリウレタンは2019年7月23日、バイオマスプラスチック原料であるバイオポリオール「エコニコール」が、ZMPが販売する自動運転車両「RoboCar Walk」に採用されたと発表した。Robocar Walkは、新コンセプトの自動運転モビリティで、7月23日~26日の期間で開催中の「ZMP World 2019」にて発表された。
エコニコールは、ひまし油を原料としたバイオマスプラスチック原料だ。ひまし油は、非可食の植物である「ひま」から製造されるため、食料問題とは競合しない。さらに、これを原料とするポリウレタンは、バイオマスプラとして認証を受けられる。そのため、エコニコールを使用したポリウレタンフォームは、自動車のシートや家具のクッション素材として採用が広がっている。
三井化学SKCポリウレタンは今回、エコニコールをRobocar Walkのシートクッション用の原料としてZMPに提供。一般のポリウレタンフォームと比較して27%のCO2削減を実現している。
ZMPは、エコニコールの採用により、人だけでなく、環境にも優しいロボットを製作できるとコメント。そして、それにより、顧客へより一層の価値提供が可能になると考えているという。