ポルシェ、新型EVスポーツカー「Taycan 4S」を発表

独ポルシェは2019年10月14日、EVスポーツカーの新型モデル「Taycan(タイカン) 4S」を発表した。2019年9月に発表した「Taycan Turbo S」「Taycan Turbo」に続くラインナップで、今回の4Sはエントリーレベルのグレードにあたる。

Taycan 4Sが標準で搭載する「パフォーマンスバッテリー」は、ローンチコントロールとの組み合わせでオーバーブースト時の出力は390kW/530PSに達し、総容量79.2kWh、最大航続距離407km(WLTP準拠)。オプションで選べる「パフォーマンスバッテリーPlus」は、ローンチコントロール時のオーバーブースト出力が420kW/571PSで、総容量93.4kWh、最大航続距離463km(WLTP準拠)。どちらの場合でも、停止から時速100kmまで4.0秒以内で到達し、トップスピードは時速250kmだ。

4輪駆動で、リアアクスルには2速のトランスミッションを搭載。シャシーには「ポルシェ4Dシャシーコントロール」を採用し、リアルタイムで全てのシャシーシステムを解析して同期する。ポルシェアクティブサスペンションマネジメントシステム(PASM)も標準装備だ。

ブレーキシステムは、フロントに対向6ピストン式キャリパー、リアに対向4ピストン式キャリパーを配し、ローターの直径は、フロントが360mm、リアが358mmだ。ホイールには、空力的に最適化された19インチの専用Taycan S Aeroホイールを使用し、ブレーキキャリパーの塗装は赤色だ。

スポーティなルーフラインがリアに向かって傾斜したデザイン、新設計のフロントエプロンは、ポルシェデザインのDNAの継承と新しい時代の幕開けを示す。インテリアには部分的に革を用い、8方向の電動調整フロントコンフォートシートを標準装備する。また、標準のインフォテインメントディスプレイは10.9インチで、助手席側にディスプレイを追加することもできる。

価格は明らかにされてないが、ヨーロッパではディーラーに今注文すれば2020年1月に届くということだ。

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Porsche extends electric sports car model range with the Taycan 4S

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