カナダで民間の全電動航空機が初飛行――電動飛行時代の幕開けとなるか

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カナダのHarbour Airは、2019年12月10日、世界初の全電動民間航空機による飛行を行ったと発表した。

Harbour Airは、バンクーバーを拠点に水上航空機を運用する航空会社。40機の航空機を所有し、1日最大300便の定期便運航や観光飛行などを行っている。

使われた機材は、カナダのde Havillandが製造した「DHC-2 Beaver」。全長10メートル、全幅約15メートルの高翼配置単発プロペラ機で、定員数は乗員1名と乗客6名の計7名。辺境の未開地での運航を目的として開発された機体で、初飛行は1947年8月と旧式だが頑丈な機材だ。

Harbour Airは、DHC-2 BeaverのPratt & Whitney製9気筒単列空冷星型エンジン「R-985 Wasp Junior」(450馬力/336KW)を、magniX製電動推進システム「magni500」(750馬力/560KW)に換装。Harbour AirのCEOであるGreg McDougall氏が操縦かんを握り、バンクーバーを流れるフレーザー川から飛び立った。

magniXのCEOであるRoei Ganzarski氏は「1903年12月にライト兄弟は世界初の動力飛行を行い、航空時代の幕を開けた。それから116年後の今日、我々は初の全電動民間航空機の飛行を行った。我々は、低コストで環境にやさしい民間の電動飛行機による旅行が、近い将来、実現できることを証明している」と感想を述べている。

magniXとHarbour Airは、推進システムと機体改造の認定および承認手続きを開始し、認定完了次第、残りの機体にmagniXの全電動推進技術を適用するとしている。

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Harbour Air and magniX Announce Successful Flight of World’s First Commercial Electric Airplane

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