- 2020-3-14
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- GT mkII, GT40, Liquid Carbon, アクラポヴィッチ, エコブースト, チタンエキゾースト, フォード, フォードGT, フォードvsフェラーリ, フォード・パフォーマンス・ビークルズ
フォードのハイパフォーマンスカー開発部門であるフォード・パフォーマンス・ビークルズは、同社のスーパーカー「フォードGT」の2020年モデルを発表した。
2020年モデルで加えられた変更は、主としてエンジン関連だ。3.5L「エコブースト」ツインターボV6エンジンは、冷却システムとインタークーラーを含めたエアフロ―などの改良を受け、最高出力は660hpへと高められた。キャリブレーションの変更で、より広いトルクバンドを実現し、トラックバージョンのGT mkIIからのフィードバックとして、ピストン冷却ギャラリーと高エネルギー型点火コイルなどがアップグレードされている。
また、アクラポヴィッチのチタンエキゾーストが、新たに標準装備された。この新型エキゾーストシステムにより9ポンド(約4kg)の軽量化と、よく響く個性的な重低音を実現した。
また新たなエクステリアとして、フォードGT専用「Liquid Carbon」が用意された。これはGTの軽量な炭素繊維ボディを強調するもので、特殊なトップコートによって炭素繊維複合材料に特有のニュアンスを引き出している。
映画『フォードvsフェラーリ』で1966年のル・マン優勝が描かれた初代「GT40」以来、ガルフレーシングの伝統的なシンボルカラーも刷新した。鮮明な青色とオレンジ色を分ける黒いピンストライプを含む新しいデザインとなり、ホイールもアルミニウムに代えて初めて炭素繊維ホイールが標準装備となった。
フォードGT 2020年モデルのデリバリーは進行中で、今モデルの生産中止は2022年を予定している。
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