- 2020-7-1
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- 5.9リッターV型8気筒ツインターボエンジン, CIMA, Jason Castriota, SSC North America, Tuatara(トゥアタラ), カロッツェリアPininfarina, カーボンファイバー, スーパーカー, ムカシトカゲ
アメリカ製スーパーカー「Tuatara(トゥアタラ)」が、わずか2.5秒で時速60マイル(約96.6km)から時速120マイル(約193.1km)に達する驚異の加速度を記録したと伝えられている。
Tuataraは、アメリカの自動車メーカーSSC North Americaが2020年2月7日に発表した5.9リッターエンジンをミッドシップに搭載するスーパーカー。ボディはカーボンファイバー製で、全長182.4インチ(約4633mm)、ホイールベース105.2インチ(約2672mm)、全幅81.3インチ(約2065mm)、全高42インチ(約1067mm)で、車体重量は2750ポンド(約1247kg)だ。
Tuataraに搭載された5.9リッターV型8気筒ツインターボエンジンは、91オクタンのガソリンで1350馬力を出す。エタノール85%混合ガソリン(E85)を使用すればさらに高い1750馬力を出すことができる。トランスミッションにはCIMAの7速トランスミッションを採用している。
Tuataraには、Sport、Track、Front Liftの3つの走行モードがあり、サスペンションで最低地上高を調整できる。通常使うSportモードのクリアランスはフロントが4インチ(約102mm)、リアが4.5インチ(約114mm)だ。最高のパフォーマンスを出すTrackモードでは、フロント2.74インチ(約70mm)、リア3.25インチ(約83mm)という地をはうようなクリアランスで、リア・ウイングを使い、速度に合わせてピッチと高さをコントロールしている。
Tuataraの特徴的なボディデザインは、イタリアの名門カロッツェリアPininfarinaでチーフデザイナーを務めたJason Castriota氏の手によるもので、 車名のTuataraは、ニュージーランドに生息する爬虫類であるムカシトカゲの現地名でマオリ語に由来するという。SSC North Americaは、Tuataraを100台製造すると発表している。