迅速な開発をサポートするエネルギー効率重視のモータ開発キットを発表 オン・セミコンダクター

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オン・セミコンダクターは2020年11月12日、エネルギー効率を重視する先進的なモータ開発キット(MDK)を発表した。1kW未満から10kWを超えるアプリケーションのより効率的なモータ制御ソリューション開発を促進する。

このMDKは、任意のパワーボードとインターフェースする共通の制御プラットフォームであるユニバーサルコントローラボード(UCB)に接続される数多くのパワーボードの一つで構成される。パワーボードは、高圧集積モジュールから低圧ディスクリートMOSFETまで同社のさまざまなモータ駆動用インバーターソリューションを具現化している。UCBは、さまざまなタイプのモータやさまざまな出力レベルでの代替のモータ制御技術を評価できるという。

UCBのベースは、ザイリンクスのZynq-7000SoCファミリ。二つのArm Cortex-A9プロセッサコアとFPGAファブリックを集積し、ソフトウェアとハードウェア構成の最適な組み合わせを提供するデバイスで、ボードには10チャネルの差動ADC、12のPWMチャネル、多数のデジタルペリフェラルを搭載する。通信ポートは、USB、JTAG、UART、ギガビットイーサネットPHYなどを搭載する。

開発されたMDKは、UCBとクラス最高のパワーコンポーネントを使用して開発された多数のパワー評価ボードを含むモジュール型エコシステムとして構成されており、迅速に使える可変速モータ・インバータソリューションを評価するエクスペリエンスを提供する。

ソフトウェア開発のサポートは、Vivado Design Suite for High-Level Synthesisという形態でザイリンクスから提供。UCBは、ザイリンクスのオープンソースプロジェクトであるPYNQを介したPythonを使用するプログラムにも対応する。

開発されたMDKは、同社が提供する可変モータ制御に最適化された広範なパワーソリューションの技術を一つのエコシステムにまとめ、設計チームがより効率的なモータ制御ソリューションを迅速に開発するプロセスをサポートするという。また、オペレーションコストを大幅に削減し、試作から量産への移行も容易になる。

このMDKは現在、最大1kWのモータ駆動に適したSECO-1KW-MCTRL-GEVB、最大4kWのモータ駆動に適したSECO-MDK-4KW-65SMP31-GEVBの2つのモータパワーボードをサポートしている。これらのパワーボードは同社のIPM技術を利用しており、2020年第4四半期に利用できる。最大10kWのモータを駆動するように設計されたモータパワーボードは、2021年第1四半期の販売を予定。MDKエコシステムには今後、新たなパワーボードと拡張した設計サポートが追加される予定だという。

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