今後5年以内に失業の恐れがあるのは中所得の職業——CareerBuilder調査

米求人情報サイトのCareerBuilderがこのたびアメリカ中のさまざまな職業を調査し、5年以内に失業する恐れのある職業を明らかにした。失業する恐れのある職業には、低所得の職業よりも中所得の職業が多いと報告している。

CareerBuilderによると、高収入の職業と低収入の職業はともに2016年から2021年にかけて5%増加する。その一方で、中所得の職業はわずか3%しか増加しない。それどころか、中所得の職業のうち約60%が今後規模を縮小していくという。

CareerBuildeのMatt Ferguson CEO(最高経営責任者)は、「中間所得の職業が減少傾向にあることは、労働者だけでなく経済全体にとっても深刻な問題だ」という。続いて「新しい技能を身につけるか、今持っている技能をさらに磨くかしなければ、中間所得の労働者は今後ますます失業の憂き目に遭うことになる」と語る。

今後5年間で減少する傾向にある中所得の職業は、印刷機オペレーター、農牧業の従事者、旅行代理店の従業員、大工などだ。一方、ソフトウェア開発者やコンピューターシステムアナリストなど高所得の職業は今後増加する見通しだ。

なおCareerBuilderは、時給13.83ドル以下を低所得、13.84〜21.13ドルまでを中所得、21.14ドル以上を高所得としている。日本円の月収として換算すると、約27万円以下が低所得、27万円〜42万円が中所得、約42万円以上が高所得となる。

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Sixty-One Percent of Occupations Projected to Lose Jobs Over the Next Five Years are Middle-Wage, According to CareerBuilder and Emsi Research

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