富士経済、メカトロニクスパーツ市場の2019年予測を発表

富士経済は2016年12月9日、欧州のIndustrie4.0や米国のIndustrial Internetなど、ICTを活用した生産システムの構築が進むなか、デジタル化やIoT対応、クラウドによるネットワーク化が求められるメカトロニクスパーツ(構成部品、機械・装置)についての市場調査結果を発表した。

今回の調査では、コントローラー領域5品目、ドライブ&モータ領域8品目、センサー&ID領域7品目、受配電機器領域6品目、合計26品目の市場動向を多角的な観点で調査・分析している。

メカトロニクスパーツ市場は2012年以降、2014年まで拡大を続けた。だが、市場をけん引してきたスマートフォン関連の設備投資が一巡したことや、欧州や中国などの景気停滞により、2015年は市場の伸びが鈍化した。

2016年は2015年に続いて、海外経済の不安定な状況が続いたため、一時的に市場規模が縮小する見込みだ。一方、2017年以降はHVやEV化の進展のほか、自動運転の普及による車載部品が変化する自動車関連や、IoT化による需要拡大などでエレクトロニクス関連がけん引し、市場の成長が堅調に拡大するとみられる。

富士経済は以上の分析結果をもとに、2019年のメカトロニクスパーツ市場を2015年比8.5%増の1兆7403億円と予測。また、2019年のプログラマブルコントローラー(PLC)市場を2015年比8.1%増の1921億円、2019年の産業用RFIDシステム市場を2015年比17.7%増の93億円、2019年の固定式コードリーダ市場を2015年比23.7%増の120億円と予測している。

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