電子情報技術産業協会(JEITA)は2016年12月22日、2015年のセンサ世界出荷実績を発表した。
2015年におけるセンサの世界出荷数量は、対前年比108%の271億2954万3000個。金額は4年連続で2桁以上のプラス成長を示し、対前年比140%の1兆8490億3800万円となった。
出荷数量に対する各センサの割合を見ると、温度センサ(46%)、位置センサ(18%)、光度センサ(16%)が上位に並ぶ。一方、出荷金額に対する割合は、光度センサ(51%)が最大で、位置センサ(27%)がそれに次ぐ。このことから、位置センサが金額と数量共に大きなウェイトを占めていることが分かる。
一方、出荷数量の構成を需要部門ごとに見ると、最大構成は汎用の41%。次いで、通信機器・スマートフォン用(23%)、コンピュータ・情報端末用(14%)、自動車・交通用(6%)が続いた。金額構成比での最大構成は、前年より11%増加した通信機器・スマートフォン用(56%)。次いで自動車・交通用(15%)、AV機器用(6%)、FAオートメーション用(5%)となった。
仕向地別では中国向けが41%、アジア・パシィフィック向けが24%、日本向けが23%。金額構成比では、米州向け38%、日本向け21%、中国向け21%、アジア・パシィフィック向けが15%となった。