- 2023-6-7
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- 3Dプリンター, AI, Bjørn Karmann, IoT, Noodl, Paragraphica, Python, Raspberry Pi 4, Stable Diffusion, タッチスクリーン, プロンプト(画像生成に用いるテクスト), ホシバナモグラ, ラズパイ, 位置情報, 命令文, 画像生成AI, 画像生成系AI, 転載, 電子基板
デンマーク出身のアーティスト、Bjørn Karmann氏が制作したカメラ「Paragraphica」がSNS上で話題となっている。
Introducing – Paragraphica! 📡📷
A camera that takes photos using location data. It describes the place you are at and then converts it into an AI-generated "photo".See more here: https://t.co/Oh2BZuhRcf
or try to take your own photo here: https://t.co/w9UFjckiF2 pic.twitter.com/23kR2QGzpa— Bjørn Karmann (@BjoernKarmann) 2023年5月30日
Paragraphicaはインターネット上から取得した撮影場所のGPS情報や天気、日時などの情報を基に命令文(プロンプト)を作成。シャッターを押すと命令文がAIに送信され、生成された画像をカメラ背面に表示する仕組みだ。
カメラの背面にはタッチスクリーンがあり、現在の位置情報や天気、温度、時間帯、付近にある建物などを記載した命令文が表示される。上部には設定やAIの処理条件などを調整するダイヤルがある。設定を確認した後にシャッターを押すと、AIが生成した画像がスクリーンに表示される。
Karmann氏が公開したWebサイトによれば、AIが生成した写真は「単なるスナップ写真ではなく、撮影した場所をAIがどのようにとらえているかを複雑かつ微妙に反映したもの」になるという。
普通のカメラであればレンズがある場所に、特徴的な赤いふたのようなものがある。これは、ホシバナモグラから着想を得たものであるという。耳と目が退化しているホシバナモグラには鼻先にアイマー器官と呼ばれる感覚受容器があり、鼻先を通じてかすかな振動を察知する(このカメラの赤い飾り自身に、特に機能はない)。
ハードウェアはRaspberry Pi 4とタッチスクリーンとオリジナルの電子基板で構成、筐体は3Dプリンターで造形している。ソフトウェアはIoTを活用したUI/UXのプロトタイピングツールであるNoodlとPythonによるプログラムで開発、画像生成系AIのStable DiffusionのAPIを活用して画像を取得している。
Karmann氏はブラウザ上でも同様の画像が生成可能なWebサイトを公開している。しかし、(記事公開時点では)アクセスが集中しており、読み込みや動作ができない場合がある。
(fabcrossより転載)