完全連成シミュレーションでコンポーネント間の複雑な相互作用を解析する「HFSS Mesh Fusion」を発表 Ansys

Ansysは2021年1月28日、大規模な設計のメッシュ生成と解析ができる「HFSS Mesh Fusion」をリリースしたと発表した。同製品の完全連成シミュレーションにより、コンポーネント間やシステム全体における複雑な相互作用を解析できるという。

HFSS Mesh Fusionでは、デザインや忠実度を損わずに、複雑な電磁界システムの完全連成シミュレーションが高速で可能だ。集積回路(IC)、パッケージング、コネクタ、プリント基板、アンテナ、プラットフォームを組み合わせ、単一のAnsys HFSS解析で電磁界の相互作用を予測できる。

HFSS Mesh Fusionは、コンポーネントレベルで最適なメッシュ生成手法を、コアやクラスター間またはAnsys Cloud内で並列化して適用することで、従来の障壁を回避。これにより、画期的なソルバーテクノロジーに基づき、完全連成されたフルウェーブ電磁界マトリクスを抽出する。そのため、従来よりも複雑な設計を解析できる。また、複雑な電磁界モデルの解析によって最終製品の改良に必要となる重要な設計データを提供する。

IC設計者はHFSS Mesh Fusionの完全連成電磁界シミュレーションにより、形状詳細の容量、複雑性、寸法範囲、密度の効率的な管理が可能になる。5G通信や自動運転など先端的のアプリケーションに適用することで、開発コストを削減し、次世代製品の開発を促進できるという。

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