独自の2枚ばね構造のプッシュイン方式端子台基板用コネクターを発売――小挿抜力と接触信頼性向上を両立 オムロン

オムロンは2021年2月15日、独自の2枚ばね構造によって、挿抜力が小さくかつ接触信頼性を高めた3.5mmプッシュイン方式端子台基板用コネクター「XW4M/XW4N」を発売したと発表した。

労働人口減少や変種変量生産による生産ラインの頻繁な変更によって、製造設備メンテナンスの作業効率向上が求められている。また、ネジ方式の端子台からより結線が容易なプッシュイン方式の端子台が多用されてきており、端子台を分離できるコネクタータイプのニーズも増えてきている。しかし従来の端子台コネクターは、接触信頼性を確保するために挿抜力が大きくなり、メンテナンス時の作業効率が悪いことが課題だった。

今回発売したコネクターは、独自開発の2枚ばね構造によって接触力をコントロール。抜去時には脱着レバーを押すことで接触力を低減し、嵌合時にはしっかりと接触信頼性を確保できる構造だ。

脱着レバーを使って片手で抜き挿し可能なので作業効率が向上。その他にもドライバーを固定できるリリースホールを設置したことで両手で配線作業ができたり、リリースホールを使って結線した状態で導通確認できたりするなど作業効率を考慮した構造を採用している。

プラグL形端子、プラグストレート端子、およびソケットタイプの3タイプをラインナップ。2021年1月に国内で発売済、同年3月からグローバルで発売予定だ。

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