- 2021-7-19
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- Fabulous Flamingo, Gino Lucci, キャンピングカー, ダグラスDC-3航空機, 第二次世界大戦
米ミシガン州ナッシュビルで飛行機のサルベージ会社を営むGino Lucci氏は、2019年にかつて海軍が所有していたダグラスDC-3航空機を購入した。1943年に製造され、第二次世界大戦中に高い輸送能力を発揮していたこの旧式機は、ベットルームやキッチンなどを装備したキャンピングカー「Fabulous Flamingo」に生まれ変わった。
Lucci氏によれば、購入当時の機体は1990年代に発生した竜巻で激しく損傷していただけでなく、後方は破壊され、数多くの部品が盗まれていたという。改造には家族も参加し、可能な限りオリジナルの部品を残した。コックピット周りはキャンピングカーの運転席になり、天井のスイッチは再配線して、照明や冷暖房のスイッチになった。機内アナウンス用のインターフォンも使えるという。
キャンピングカーとしての機能も充実していて、ソファやベッドのほか、キッチンには、コンロ、シンク、レンジ、冷蔵庫、バスルームにはトイレ、バスタブも備えているという。車両部分の土台としたのは、中古の輸送トラックで、実際に公道を走行できる。
今回の改造プロジェクトは、Lucci氏が子供の頃からの夢でもあった。「道路に雪が積もって真っ白な時に走ったら、まるで雲の上にいるようだよ」と、Lucci氏は車を走らせながら、海外メディアの取材に応じていた。
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