軽量フレームに平成32年排出ガス規制適合CP2エンジンを搭載したスーパースポーツ「YZF-R7 ABS」発売 ヤマハ発動機

ヤマハ発動機は2021年12月16日、二輪スーパースポーツモデルの新製品「YZF-R7 ABS」を2022年2月14日に発売すると発表した。クロスプレーン・コンセプトに基づき開発した688cm3エンジンを軽量フレームに搭載している。価格99万9900円(税込み)。

エンジンは、2021年のMT-07と同一仕様となる平成32年排出ガス規制適合化を図ったCP2(クロスプレーンの2気筒)エンジンを採用。スロットルプーリーをハイスロットル化しており、スーパースポーツらしいパワー感や、タイトコーナーからの立ち上がり時のトルク感をより引き出している。

2次レシオは、MT-07の43/16=2.687から42/16=2.625へと最適化。また、A&SクラッチをMT-07系モデルでは初装備する。さらに機敏で滑らかなシフトアップ操作を支援するクイックシフターを、MT-07系モデルとして初めてアクセサリー設定している。

フレームは、剛性バランスを調整した軽量ダイヤモンドフレームを採用している。また、MT-07と同じ基本骨格に、アルミ製のセンターブレースをリアアーム外側からピボット上下にリジッドマウント。各部の締め付け剛性を最適化してピボット周りのねじり剛性を向上し、併せて全体の剛性バランスを調整している。

サスペンションは接地感に優れる倒立式フロントサスペンションと、専用設計のリアサスペンションを採用。ショックユニットは、減衰特性、ばね定数を専用開発している。フロントには、コントロール性に優れたブレンボ製の純ラジアルマスターシリンダーを量産モデルで初採用。また、スタイリングはYZF-RシリーズのDNAを継承し、ライディングポジションはスポーティーで伏せやすく、制動時のホールド性に優れた設定となっている。

2022年3月14日には、ロードレース世界選手権参戦60周年記念カラーを施した「YZF-R7 ABS WGP 60th Anniversary」の発売を予定。価格105万4900円(税込み)で、400台限定販売となる。

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