- 2022-11-1
- 技術ニュース, 機械系, 海外ニュース
- Dan Dwyer, Daryl Caudle, NATO, One Atlantic, ジェラルド・R・フォード空母打撃群(GRFCSG), ジェラルド・R・フォード(CVN 78), 大西洋作戦区域, 米海軍, 航空母艦
米海軍は、2022年9月29日、最新鋭の航空母艦「ジェラルド・R・フォード(CVN 78)」をジェラルド・R・フォード空母打撃群(GRFCSG)の旗艦として大西洋作戦区域に配備すると発表した。2017年に就役したジェラルド・R・フォードは、今回が初の展開となる。2022年10月頭にNATO同盟国を含む攻撃部隊とともに米バージニア州ノーフォーク海軍基地を出港し、大西洋での作戦演習を実施する予定だ。
米艦隊総軍司令官のDaryl Caudle海軍大将は、「この大西洋横断展開は、『One Atlantic』指揮/統制コンセプトを活用することで、より平和で豊かな世界を築くために我々の関係、能力、信頼を強化する」と述べた。
また、第2艦隊司令官のDan Dwyer中将は、「大西洋は戦略的に重要な地域だ。我々の主な目標は、同盟国やパートナー国の海軍力を結集し、平和で安定した、紛争のない大西洋地域に貢献することである。GRFCSGの配備は、大西洋に対する我々の新たなコミットメントの自然な流れである」と述べている。
このGRFCSGの配備では、新機軸と相互運用性が重要な焦点となる。アメリカ、カナダ、デンマーク、フランス、ドイツ、オランダ、スペイン、スウェーデン、フィンランドの9カ国から約9000人と、艦船20隻、航空機60機が参加し、防空、対潜水艦戦、分散型海上作戦、機雷対策、水陸両用作戦に重点を置いた訓練を実施する予定だ。